書籍・雑誌

年末年始の過ごし方

年末年にかけては

いつものように札幌で過ごしましたが

12月8日の朝の雪かきで痛めた足に加え

大晦日には軽くギックリ腰をやっちゃいました。

しかも

足の方は「冷湿布」がよくなかったようで

歩くのにかなり支障がでちゃったり。

それでも、久しぶりの帰郷なので

無理をしながらも多少は出歩いてましたが…

いつもよりは外出控えめ。

そういう訳ということでもないのでしょうが

本を読む時間が多くなりました。

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札幌滞在中に読んだのは、この4冊。

いつもは古書ばかりなのですが

たまたま図書カードをいただいたものですから

久々に新刊書店でも2冊買い求めました。

で、原田マハさんばっか…

意図したつもりはなく

ほかの作家の本も持ち込んでいたのですが

結果的にこうなっちゃいました。

どの本も面白く読みました。

とくに、『旅屋おかえり』は冒頭で青森が登場したり

主人公が旅する春の角館のルートは

いつかたどってみたいなぁ~と思ったり。

『風のマジム』は実話に着想を得たものだそうで

主人公の派遣社員が

沖縄産のラム酒を作るために奮闘する物語。

ラム酒って口にしたことはありませんが

いつかこのラム酒「コルコル」は飲んでみたいものです。

文字の世界のどっぷりと浸っておりました。

これはこれで、贅沢な時間です。

さて、今日から仕事始め。

職場の積雪が気がかり…

腰と足の具合が悪いので、雪かきは無理だなぁ。

重機が入っていることを祈るばかりです。

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青森市民が選ぶ! これ読んで大賞

青森市民図書館が

「2014年  青森市民が選ぶ!これ読んで大賞」

を募集し、その投票結果が先週発表(→コチラになりました。

ジャンルであるとか、発刊年とかまったく制限がないので

票がばらけてまとまらないんじゃないかなぁって思いつつ

ボクも1票を投じてみました。

結果は…

ボクとおなじ本を選んだ方がもうおひとりいたようで

13位に入っていました。

おなじ作品に感動・感銘できた人がいることは

嬉しいものです。

1位になった「永遠の0」は

図書館ですから「ロングセラー」とは言えないのでしょうけれど

息の長い人気の作品ですね。

3位の「いのちの花」は、この結果で初めてしりましたが

かなり惹かれます。

次に読んでみようかなぁ。

そう、この投票結果が発表された日の朝

ここ数年で読んだ本で

もう読まないだろうなぁという本を袋に詰めて

職場に持って行き、リユースを募ったところ

半分ほど新しい読者の元へ旅立っていきました。

残りは、市民図書館のリユース・Booksに持っていこっと。

ただ、開催の曜日と時間が限られているのが…ねぇ。

せめて土日は1日開催一杯開催して欲しいな。

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本を読むのも一苦労

先月読み始めた大作、山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫)

お正月休みにようやく読み終えることができました。

主人公の恩地元や、アフリカ篇で出てくる獣医師兵庫…

このふたりの生き様には

身につまされるものを感じます。

そして、舞台となる「国民航空」の

「安全を顧みない」すさまじい企業体質は

なんだか、すぐさま北海道の鉄道会社を思い起こさせ

そこの汽車に揺られながら

さもありなん…そう、実感させられました。

さて、先日次の次に読む本を求め

近所の古本屋さんへ。

そして

いつものように文庫本のコーナーを物色…まぁ

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まだ読んでいない原田マハの本が2冊も。

しかも、『キネマの神様』は読みたかったのよねぇ~。

この古本屋もそうですが

帰札中によく立ち寄る古本屋でも

原田マハの文庫の古書はあまり揃っていません。

新刊で買えばいいのでしょうけれど

若い頃に古書店でアルバイトをしていたからでしょうか

本=古書になりがちです。

ですから、おお~っ!と心の中で叫びつつ

嬉しくなっちゃって2冊とも買い求めました。

ただ、ここのところ「読書タイム」がなかなかとれず

せいぜいお昼休みの30分足らず。

しかも、1日中ずぅ~っと活字を追う作業をしてるので

目はちかちかするし、背中が凝り固まってガチガチに。

さらに姿勢が悪いので腰も痛い…

はぁ、読書を愉しむのも一苦労です。

 

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シメの1冊を選びましょう

日の出の時間が遅くなっているせいでしょうか

朝の目覚めも遅くなっています。

夏場はややもすると3時台に起きて活動するのに

今や5時半に起きるのがやっとです。

1日が短くなっちゃいます。

さて、去年の春頃から

お昼休みと夜就寝前に読書を始めました。

最初は、間もなく映画が公開される「永遠の0」で

1年以上も続いちゃったので、

結構な本の山ができています。

それで、この間も近所の古書店で次に読む本を物色。

特に「読みたい!」という本がある訳でもないので

文庫本のコーナーを時間をかけて探索します。

ただ、しっかり治療しなかったので

中途半端にしたままの持病がありまして

狭い書架の間に挟まれて

視線を上下左右に動かしていると

具合が悪くなります。

ですから、どうしてもゆっくりになっちゃいます。

はてさて何を読みましょう…

選ぶのに困っちゃうと

宮部みゆきの作品に手を出す傾向があります。

書架は作家名の50音順に配置されていて

「み」の辺りでは

三浦綾子の「塩狩峠」を手に取ってみたり。

これも読んでみたいねぇ~と候補のひとつに。

そして、さらに書架の間を進んでいくと

先日お亡くなりになりました

山崎豊子の特設コーナーがありました。

ざらっと作品を眺めてみると

テレビや映画化された作品が多いですね。

「白い巨塔」は、まだ子どもの頃でしたが

母がテレビドラマを観ていたような…うっすらと記憶。

「大地の子」はテレビで観ました。

それにしても、どれもこれも大作ばかりで

4冊、5冊もあるんだよね。

読んでみようかなぁ~という気持ちにはなりつつも

最後まで読み切れるかどうか…

書架の前でしばらく考えて

決めました。

5冊もありますが『沈まぬ太陽』に挑戦しましょう。

映画は観ているので、入りやすいでしょう。

今年のシメの作品となりますね。

年末年始にかけて

なんとか完読したいものです。

頑張るぞぉ~。

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カフーを待ちわびて

「待ちわびる。

 それは少し痛みを伴う、甘美な行為だった。

 こんな思いに胸を焦がしたのは、いつ以来だろう。」

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原田マハさんの『カフーを待ちわびて』を読みました。

この作品は、数年前にたまたまDVD(映画)を観ていました。

しかも、続けて2度も観た…ちょっと好きな作品です。

主人公は南の島に住む友寄明青という青年。

ある日、彼のもとに1通の手紙が届きます。

差出人は幸。

「迷いながらもひとすじの希望を持って、

 この手紙をしたためています。

 あの絵馬に書いてあったあなたの言葉が本当ならば、

 私をあなたのお嫁さんにしてくださいますか。」

しばらくして、幸は明青のもとにやってきます。

そうして、ふたりの物語が始まる…

何もいわないし何も聞かない明青は

幸の名前さえ呼びません。

それは、

「耐えて、待てば、それは通り過ぎて行く。

 いままでの人生で、明青はそう習得した。

 不幸な出来事が多かったから

 そんなふうに覚えてしまったのだろう。」

いろんなことにじっと耐えてきたからなのです。

ふたりの恋物語が成就するのは…

そう、明夫が「待つことを」「耐えること」をやめること。

ボクのばあいは恋物語ではないけれど

一歩前に…とっても意識していますところです。

イイ歳して自分探しではありませんが

世界を広げようともがいております。

ですから、いろいろと考えながら読み進めてました。

もちろん、ストーリはすっと流れるような爽快感があります。

そうですねぇ、お天気のいい日に

静かな公園の木陰で読みたい…そんな感じです。

明青と幸の本当の物語は

「本で描かれた物語」の先にあるんだろうなぁ、きっと。

ストーリーの向うに泳ぎだした

明青の人生(たび)を応援したくなりました。頑張れ!

「涙を拭おうとする幸の細い指を、

 今度は明青の右手が捕えた。

 ふたつの手は、

 やわらかな闇の中で、しっかりとひとつに結ばれた。」

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東京バンドワゴン

「あの頃、たくさんの涙と笑いを

 お茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」

Miss.Gに教えていただいた

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小路幸也『東京バンドワゴン』シリーズに手を染めてます。

目次の後の「登場人物」に目をやると

やたらと登場人物が多いではありませんか。

苦手…なんだけれど

読み始めてみると、そんな心配はどこ吹く風です。

まぁ、面白いこと。

子どもの頃、すでに再放送だったのだけれど

「寺内貫太郎一家」とか「ムー一族」や「時間ですよ」…

当時好んで観ていたテレビドラマを思い起こします。

そのせいか、この物語を語る「堀田サチ」さん

ボクのなかでは

この方の声色が「ムー一族」に出演していた

渡辺美佐子さんとなっています。

シリーズ化されていて何冊も出ているそうですが

2冊目まで読んでちょっと休憩中です。

本当は一気に読みたいところなのですけどね。

これらの本は古書で買い求めたのですが

近所の古書店では¥350程度で

インターネットでは¥1、そして送料は¥250です。

本が¥1とはねぇ

よっぽど売れたということなのでしょうか。

本が安く手に入るのは嬉しいですが

なんだか本に申し訳ないような気もします。

せめて、大事に読むことにいたしましょう。

今読んでいる本とそのつぎに読む本…

これらの後に

再びこのシリーズを読むことにしよっと。

一気にではなくちょっとずつ…

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楽園のカンヴァス

「ごとり、と鈍い音が耳の奥で響く。これは、なんの音だ。

 ああ、そうだ、ふたの開く音だ。(中略)

 かれこれ十六年ものあいだ、

 重く固く閉じられていた『パンドラの箱』。

 その蓋が、いま、開けられたのだ。」

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原田マハ『楽園のカンヴァス』を読みました。

主人公ティム・ブラウンと早川織絵…この二人が

大コレクターが所有する

アンリ・ルソーの作品「夢をみた」の鑑定を依頼されます。

ただ、その方法は、この絵とにらめっこではなく

7章からなる1冊の「物語」を、それぞれが1日1章づつ

7日間をかけて読むことで

この絵の真贋を講評するのです。

そして、より優れた講評をした方が勝者となる…

さてさて、ボクは美術に関する知識はゼロです。

「ルソー」といってピンとくるのは

思想家のジャン=ジャック・ルソーですものねぇ。

PCで検索しながら

なるほど、なるほど…

「美術館とは、

 芸術家が表現し生み出してきた「奇跡」が集積する場所。」

登場人物の視線や言葉を通じて、

美術・芸術に対する深い作者の想いが伝わってきます。

それも、すぅ~っと流れる緩やかな風のように。

「物語」のなかに、ルソーのよき理解者・支持者として

パブロ・ピカソが登場します。

彼はルソーにいいます。

「悲しみ一色、どん底の人生の絵の上に

 極彩色の楽園を描いて

 あんたのありったけの情熱を注ぎこんでやれ。」

タイトルの「楽園のカンヴァス」はそういうことかぁ。

そして「情熱」…

このストーリーの重要なキーワード的に

何度か出てくる表現です。

「その情熱だけが、

 いま、私が唯一信用できるものなのよ。」

ストーリーは「物語」を読み終わることになる

7日目に向かって進んて行きます。

丁寧に優しく温かく…

明日、美術館にいこうかしら

そんな気持ちになって、本を閉じました。

「君の人生が、豊かであるように。

 いつまでも、アートに寄り添う人生であるように。」

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あの日、パナマホテルで

「いつもしてきたことをするだけだ。

 苦味(ビター)の中に甘味(スイート)を見つけることだ。」

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ジェイミー・フォード『あの日、パナマホテルで』を読みました。

主人公ヘンリーは、彼が通りかかったパナマホテルで

戦時中に収容所に送られた日系人が

こっそり運び込んが荷物が発見されたという騒動に遭遇します。

パナマホテルはヘンリーにとって

「昔ここで、彼は生涯の恋人に会ったのだ」という場所。

ここから、現在と40年前との時間の交叉が始まります。

彼は中国系アメリカ人の少年。

日系アメリカ人ケイコ・オカベという少女と恋に…

ところが、日本の真珠湾攻撃をきっかけとする

戦争という現実が2人を分かちます。

読み始めた頃は、ともかく文字数が多くって

なかなか読み進まないものだから

挫折しそうにもなりました。

それでもめげずに読んでいくと

どんどんと物語の世界の中に入っていきました。

ヘンリーは収容所にいるケイコと

手紙のやりとりを続けるもののだんだんとそれも…

「時間の空白は距離を作ってしまうことを、

 ヘンリーは知り始めていた―

 ふたりを隔てている山脈や時間帯よりもずっと遠い。

 本当の距離。

 胸がうずき、想いを馳せる心をくじくほどの距離。

 これほど想い焦がれていると、深い想いは痛みに変わる。」

訳語ではありますが

ボクの心の奥深いところをチクリと突き刺します。

理性ではどうにもならない想い…ってありますよね。

書店でたまたま手に取った本を

タイトルにひかれて、古書で買い求め

最初は辛かったけれど

また、少々予定調和的な感もありますが…

こういう本(ストーリ)との出会いもいいでしょう。

ただひとつ分からないことが…

ヘンリーは後にボーイング社に勤めます。

ボーイング社といえば、あのB-29を作った会社です。

長崎・広島に新型爆弾を落としたのもB-29…

日系アメリカ人はやはり日本人ではないってことで

戦争が終わったのは

新型爆弾のおかげ…ってことなのかしら。

ちょっとボクには理解のできないところでした。

ちなみに、タイトルの「パナマホテル」は実在するホテルで

しかも

37家族の日本人の持ち物が

埃っぽくって薄暗い地下室に残されているのだそうです。

「時として、

 人生には二度目の機会(セカンド・チャンス)というものはないんだ。

 失ったものではなく、自分の手の中にあるものをみつめ、

 前へと進むんだよ。」

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翼をください

「今度こそ、自分の翼で飛んでゆきます」

原田マハ『翼をください』(毎日新聞社、2009年)を読みました。

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戦時色が濃くなっていた1939年に

毎日新聞社の社用機「ニッポン」号が

世界一周の飛行旅行に成功した物語を縦軸に

やはり世界一周に挑み太平洋上で姿を消した

アメリア・イアハートを思わせる女性パイロットの物語

この二つを織り込んだストーリーです。

タイトルの「翼をください」って淡泊といいますか

(失礼ですけれど)ありふれているなぁ~という印象でしたが

物語の中盤に、ちょうど見開いたページをまたぐところで

「翼を、ください」と女性パイロットのエイミーが

言葉を絞り出します。

見開きの右側でのやりとりがあって

本のノドの部分でまさにつばをごくり…

すると、左ベージの初めにこの言葉が刻まれます。

この瞬間に

ありふれた言葉に、生命が吹き込まれたように思います。
(読点が入るのにも意味がありそう…)

そして、ボクの鼻にはつぅ~んとするものが走ります。

この物語は

「ニッポン」号に搭乗したカメラマンだった老人が語ります。

彼は最後に

「ずうっとまえに、誰かをすごく好きになったこと。

 その気持ちが、今日までちっとも変わらなかったこと。

 何もかも、全部あんたに聞いてもらった。

 待ったかいがあったよ」といいます。

とっても切ないラブストーリーでもあったのです。

この台詞、ボクの心にはじんわりと染みてきます。

何故だろう…

「ニッポン」号の偉業の事実は知らなかったけれど

この素敵な物語で知ることができたこのは嬉しいことです。

ゆっくりと読書に耽るという時間がなくって

昼休みや電車のなかといった

細切れの時間での時間での読書でしたが

それはそれで愉しい時間でした。

感謝…。

「あなたとともに、世界が平和でありますように」

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映画の「原作」を読んでみて

「読んでおいて損はないよ」って

Miss.Gから言われたので、お正月休みに

東野圭吾『手紙』を読んでみました。

映画の方は観ていて

家電量販店の社長(杉浦直樹)が出てくるまでは

あまり面白くないぁ…

小田和正の曲でいい感じで終わったのだけれど

エンドクレジットで流れた

女性が歌う唄に違和感を感じ…

などとあまりいい印象は持っていませんでした。

それでも読んでみると

えっ、あれっ、そうだっけ…

まぁ、原作を読んで「そうだっけ」はおかしな話ですが

映画の「印象」とはずいぶんと違っていて

いろんな映画を観ているので

記憶がごちゃごちゃになっているのかな。

それで、先週DVDを借りてきて復習をしてみました。

やっぱり…

一番ひっかかっていたのが

映画では主人公がバンドではなく

漫才をやっていたのではってトコだったのよね。

「気まずいねぇ~」っていう台詞にざわっとしてましてね。

原作にあった主人公が唄うビートルズの「イマジン」は

それなりに意味のあるシーンだと思うのだけれどなぁ。

小説が映画化されるのって

物語が「はしょられる」というイメージだったのだけれど

「手紙」のばあいは

おなじ名前の小説を参考にした

オリジナルの映画っていう感じなのかしら。

ともかく、原作を読んでよかったなって思っています。

活字だからっていうところもありますが

原作の方が

現実社会の厳しさが胸にぐさっと突き立てられました。

そう、『手紙』は中学生の推薦図書でもあるとか…

中学生にはちょっと難しいような気もしますが

Dscn3837 8歳児も挑戦していました。

この後…

古書店で\105で売っていて

「この値段なら買いだよ」ってMiss.Gに奨められた

宮部みゆきの『火車』を読みました。

2作続けて重たいテーマの作品でしたが

こちらもまた面白い作品でした。

貪るように読んじゃったものね…

さて、次は何を読みましょう。

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